●丘の上のたまご屋さん
　敷地の一角に4棟の鶏舎があり約2000羽が干草を敷いた土の地面を元気に足で引っ掻き回し、虫をついばんでいます。えさを与えに来た仲間の後ろをついて回っている鶏もいます。「かわいいの。かわいいから熱があっても来てしまうの。」楽しげな仲間の笑顔です。風通しのよい鶏舎は土と干草に住む微生物が糞の処理も行い自然の循環が保たれています。鶏舎の横には実り始めた胡桃の木が1列に並んで、木陰を作っています。この胡桃はパンに使われ、おいしいカンパ-ニュができます。

ひかりの里ファームでは米や野菜の有機栽培の指導、各部署の作業援助と、地域の人々のしっかりしたサポートを受けています。おだやかでほっとするような笑顔が満ちているのは地域の連携が生きているのでしょう。またちかじか豚の飼育も始めるとのこと。既に今年東浦町にオープンした大手スーパーの食品廃棄物を餌として、その店舗に食肉が出荷される連携の話も計画中です。豚の糞尿処理も自然の循環装置が工夫されています。

　2001年７月にオープンした東浦町内のイオンショッピングセンターに福祉の店「フクシア」を出店。パンやコーヒー豆、卵などが売られています。でも店長によれば「がんばらない」shopとか、時々品切れかもしれません。