クルミの写真 滋味に満ち満ちたひかりのさとファームレストランへようこそ
ひかりのさと全体
ひかりのさとファーム

 知多半島道路東浦インターを降りて車で5分もかからない所に、社会福祉法人愛光園の広広とした敷地があります。どこからかのどかな鶏の声が聞こえるところに、第4回木の使い方コンテストで「愛知県森林協会長賞」を受賞した建物があり、レストランくるみ、パン工房びいぶるがあります。ほっと一息、おいしい昼ご飯を食べようかなと思うとき、ここにやってくると有機栽培で育てた米や卵、野菜や肉で作られた食事ができます。
この建物は国産材を中心に使い、「中部自然住宅推進ネットワーク」の協力もえて、寺川千佳子氏の設計で建てられました。バリアフリーはもちろん、働く人がしっかり自分の役割を発揮できるよう工夫がこらされています。素朴な温かさにつつまれた木造の空間です。

収穫されたなす
おいしそうなナス

福祉・環境・農業・サービス業の融合空間
 ここは心身障害者と知的障害者の授産施設なのです。「賃金を支給する職場」でありたい、その思いを、「安全でおいしい食品たちを、仲間の笑顔と一緒に皆さんのもとへ届ける」という方法で具体化しました。ここのレストランで出される食材は基本的に、ここで生産されたものです。地域の支援者の協力で作られた有機栽培米、施設の作業の一環である野菜作り、養鶏、自家焙煎のコーヒーなどがレストランで提供されています。
 天然酵母パン、卵、コーヒー豆は町の福祉の店などでも販売され、少しずつ売上を伸ばしてきています。福祉・環境・農業・サービス業が一体となった新しい空間がひかりの里ファームなのです。

レストランくるみの様子
自然食レストランくるみ

 ●自然食レストランくるみ
 明るいレストランに入ると笑顔の美しい仲間が迎えてくれます。ヘルシーなくるみご膳、じっくり煮込んだカレー、オムレツ、サンドイッチ、グラタンなど。安全で美味しい食材を使って「健康は食から」の考えがしっかりと行き渡っています。お弁当は1人暮らしのお年寄りにも届けられています。

ひかいのさとで働く仲間

●筍舎はコーヒー自家焙煎工場
 レストランくるみで飲める元気の出るコーヒーは仲間たちの作業所筍舎で焙煎しています。メキシコやブラジル、ガテマラ等からフェア・トレードとして輸入されたオーガニック豆から不良品の豆を丁寧にえり分け、焙煎したもの。焙煎技術はプロの指導を受けました。不良品は脱臭剤にして販売しています。